塗装の塗り替えには適した季節があることをご存知ですか?
塗装業者は一年中仕事をしています。
しかし、塗装するにはやりやすい季節とやりにくい季節があります。
実は、塗装に適した季節を押さえると、時期外れに行うよりお手頃価格で塗り替えしてもらえるかもしれません。
そこで、ここでは塗装の塗り替えに適した季節をご紹介します。塗装の塗り替えを検討している方は、これを読んで賢く塗り替えをしてください!
■塗装がしやすい条件とは
塗装がしやすい条件としては、「適度に気温が高い」ことと「雨が降っていない」ことがあります。塗装をするためには、塗料を乾燥させやすい環境が必要です。
一般的に、塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りを行うため、都度塗料を乾燥させなければなりません。そのため、適度に気温が高く、雨で外壁・屋根が濡れないほうが塗り替えしやすいのです。
この2つの条件を満たしていなくても塗装ができないわけではありません。しかし、塗料の乾燥に時間がかかるため、工期が伸びてしまいます。すると、その分職人を雇う人件費が増えることで工事費が高くなります。また、ご自宅が足場に覆われる時間も長くなります。
さらには、優良でない業者の場合、十分塗料が乾燥しないうちに次の作業をしてしまうことで、後々劣化しやすい塗装を生み出す恐れもあります。そのため、可能な限り塗装に適した季節を選ぶことが重要です。
■塗装に向いているのは秋、向かないのは梅雨
上の条件からすると、塗装に向いているのは秋です。冬ほど気温が低くなく、雨のそれほど多くない乾燥した気候のため、塗装に最適です。ただ、台風が来ると工事が進まないため、台風の多い上旬よりは中旬のほうが好ましいでしょう。
一方で、梅雨は最も塗装に向かない時期です。雨が多い季節のため、塗料をなかなか乾燥させられません。ただし、気温は高いため、数日晴れ間があるなら塗装も可能でしょう。
他の季節を見てみましょう。春は、気候が秋に近く塗装の季節としておすすめですが、駆け込み需要のために空いている塗装業者を探すのが難しいかもしれません。
夏は、気温の高さだけでいえば秋よりおすすめですが、あまりに暑いために作業をする職人の体力を奪います。また、冬はよく乾燥しているものの、気温が低すぎてなかなか塗料が乾きません。
このように、季節の特徴を押さえると、短い工期で塗装できます。最適な時期に塗り替えをすることで、自宅の外壁・屋根をダメージから守ってあげてください!