「あなたのお家の屋根は大丈夫?」
屋根は私達の暮らしを風雨や日差しから守ってくれている大事な部分です。それだけに痛みやすいですが、劣化したまま放置しておくとお住まいの老朽化を早める原因になってしまいます。そこで今月は、定期的な点検とメンテナンスをして頂けるよう屋根材の種類ごとにその特徴をまとめてみました。
①金属系屋根
薄い鋼板の表面にメッキし塗装したもので、トタン屋根が一般的ですが最近はガルバリウム鋼板が主流。他の屋根に比べ薄く、軽い素材ですが、サビが発生すると著しく耐久性を損なうので、サビる前に塗替えを行いましょう。トタン5年前後、ガルバリウム8年~10年が目安でしょう。
②化粧ストレート
一般的には「カラーベスト」「コロニアル」と言われているものです。セメントを主材料とした原料を高圧プレスしたもので表面を着色しているものが多く、10ミリ前後と薄くて耐震性がありますが、古くなると色落ちし、耐水性が悪くなります。棟部、折部の板金の浮やサビにも要注意。10年前後での塗替えをお勧めします。
③セメント瓦
セメントで作られた瓦で顔料を練り込むか、固まった後で塗布して色を付けているので、年月が過ぎると風化し、色やツヤを失ってしまいます。やはりこちらも、10年前後で塗替えをして、劣化の進行を抑えましょう。
自宅のベランダや、庭などからチェックがしずらい場合は、お隣さんのベランダや庭から見たり、写真を撮ってもらうのもよいでしょう。危険な場所なので、詳しく調べたい場合は、お気軽に私達にお声をかけて下さいね。