外壁塗装をご検討中の方は、塗装の最適な季節を考えたことはありますか?外壁塗装の工事をする上で、季節面を考慮しておく必要があります。その理由は、外壁塗装をする上で気温と湿度が大きく影響するからです。
外壁に塗料を塗り、それが乾燥して固まると薄い膜(塗膜)になります。塗膜を形成するためには十分な乾燥をさせることが必要なのです。そのため、気温が低すぎたり湿度が高すぎたりして、塗った塗料がしっかりと乾燥できないとなると、塗装をした意味がなくなってしまいます。
そこで今回は、外壁塗装をする上でそれぞれの季節について気をつけておくべきポイントや特徴について紹介いたします。
・春
3月〜5月というのは、晴れる日が多く、湿度も適度であるため、外壁塗装をする季節としては比較的適していると言えます。しかし、3月でも気温が低く、雪の降るような豪雪地帯では雪による工事の妨げなど、気温や気候には気をつける必要があります。
・夏
気温が高く、塗料が乾燥しやすいのが夏です。しかし、6月の梅雨の時期には雨が多く降り、塗った塗料が雨で流されてしまう可能性があるので梅雨の時期はなるべく避けた方が良いでしょう。
・秋
気温や湿度の面だけでなく、比較的雨が少ない時期であることからも、秋に外壁塗装をする方が最も多いでしょう。一方で、この時期は予約が取れないという場合もあるので、その点には注意しておく必要があります。また、春同様、秋でも10月から11月には雪が降り始める地域もあるので、その時期には塗装を避けるべきでしょう。
・冬
冬は気温が低いために、凍結や霜の可能性が高い場合には、塗装を行うのは厳しくなります。冬の外壁塗装には、天気は晴天が続くことが必須になるのではないでしょうか。
以上が、それぞれの季節で外壁塗装をする際のポイントや特徴になります。こうしてみると、やはり外壁塗装に最適な時期というのは春と秋でしょう。しかし、もちろん塗装業者は春夏秋冬のどの季節でも依頼を承っています。それぞれの季節でも外壁塗装に適した気候状態であれば、通常の塗装工事が可能なのです。
また、季節といっても日本全国一概に同じことが言えるというわけではありません。豪雪地帯などでは、気温が低く、雪も頻繁に降るため、塗料が乾燥する環境が整いにくいという点もあります。そのため、外壁塗装を行う上でのおすすめの時期は春や秋でも温かい時期と限定的になるでしょう。
各地域には地域に密着した専門業者が存在します。そういった地域の業者に相談すれば、より良質な仕上がりの外壁塗装が可能になるのではないでしょうか。