「塗装業者の営業がやってきて、屋根を塗装した方がいいと言われてその場では断ったが、やっぱり屋根塗装について何もわからないから不安になってきた…」
そういった不安をお持ちの方は少なくないようです。屋根の塗装についてなんて普段あまり考えることがないから、屋根の塗装に関して何もわからないという方も多いはずです。
そもそも屋根塗装って何のためにあるの?なんて思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそのような方たちのために、屋根塗装の基礎知識についてお伝えします。
・そもそも屋根塗装って何のため?
屋根塗装は、屋根の機能を維持する上で非常に大きな役割を果たしています。屋根が果たす役割と言えば、雨や雪が家の中に入ってくるのを防いだり、太陽の光が直接内部に当たることを遮ったりすることですよね。
屋根の材料となる瓦などがあれば十分なのではないかって思われる方が少なくないと思いますが、瓦などの屋根の基材となるものは雨や日光の紫外線を受けることで徐々に劣化していきます。これらが劣化していくと、瓦にひび割れが生じてしまい、雨漏りなどの原因となっていきます。
そうした屋根の基材の劣化を防ぐためにあるのが塗装なのです。塗装をすることで、基材の上に塗膜という薄い膜ができます。これが、屋根の基材を雨や紫外線からダメージを受けることから守るのです。
そのため、しっかりと塗装がされていないと屋根の劣化のスピードは止まることなく、大きなコストがかかる屋根自体の修理をせざるを得なくなる可能性があります。こうしたことから塗装工事は非常に必要なのです。
・塗り替えはいつすればいいの?
塗装の必要性には説明しましたが、それでは塗装はいつ必要になるのでしょうか。塗装された塗膜はもちろん時間と共に劣化します。使用される塗料によって耐久年数は異なるのですが、早いものでは5年以内、長いものでは10年〜20年のものまであります。
塗り替えを検討する目安となるのは、屋根の塗装にひび割れや剥がれ、色あせなどが見え始めたときです。これらの場合は、塗膜が劣化し始めていることを表しており、基材にまでダメージが及ぶ前に塗り替えを行うことをおすすめします。
・最後に
以上で屋根塗装の必要性についてご説明致しました。塗装だけであれば、屋根の上から塗料を塗るだけで済むので、費用の面でも時間の面でもコストを抑えることができます。しかし放っておきすぎると、大規模工事を余儀無くされる可能性があるので早めの対処が肝心です。何かご不明な点がありましたら、ぜひ専門の塗装業者にご相談ください。