「10年に一度のお家の塗替え、せっかくだから素敵な色に変えて心機一転頑張ろう!」「でも、実際どんな色を選んだらいいのかな?」 そんな疑問について、今回は考えてみました。
①膨張色と収縮色の効果 これはお家の塗替えに限らず、お洋服のコーディネイトや様々なデザインに取り入れられたりしていますよね。 明るい暖色系の色は膨張色で、建物全体が大きく見えたりします。 暗い寒色系の色は収縮色といってピシッと、シャープに見えます。 例えば、ご近所さんのお家を見て、周りと違った色見を選んでみると、よく目立つ素敵なお家になることでしょう!
②熱を反射する効果 よく、真夏に黒い物をると、とても熱い!のに白い物を触るとそこまで熱く感じない・・・なんてことがありますよね。実は、お家の塗装でも同じなんです。 明るく薄い色の方が、太陽の赤外線の反射率が高く、お家の内部に熱が流入しにくいのです。逆に暗く濃い色だと赤外線を吸収しお家の中が暑くなりやすい、といった効果があります。 遮熱塗料といって、熱を遮る効能を持たせた素晴らしい塗料もあります。しかしこのような優秀な塗料でも、色の効果には勝てないのです。明るい色ならば普通の塗料より高い熱反射率を誇りますが、濃い色だと塗料の遮熱性能を発揮することができません。 また熱を反射するからと言って冬はさらにお家の中が寒くなるという事ではありませんのでご安心くださいね。 これらのように、色は見た目だけででなく、あまり意識していない所でも効果を発揮しているということです。こういった視点も、ぜひ取り入れてみてくださいね。