屋根の塗装を考えたことってありますか?山形は冬に雪が多く降る豪雪地帯です。そのため、住宅の屋根というのは他の地域の住宅に比べて、屋根が雪と接触する頻度が非常に多いです。基本的に屋根は基材の上に塗料を塗って塗装が施されているのですが、こうした屋根塗装ももちろん時間と共に劣化していきます。
劣化の主な要因は、日光による紫外線や雨、砂埃なのです。そのため、豪雪地帯の住宅の屋根というのは、塗膜の劣化のスピードが比較的早いのです。屋根塗装はできる限り耐久性のあるものにしたいですよね。
屋根塗装の耐久性を強くするためには、使用される塗料によってその耐久性が決まるのです。
そこで今回は、屋根塗装で使用される主な塗料についてご紹介いたします。
【使用される塗料は主に4種類】
屋根塗装で使用される塗料には主に4種類あります。
・ウレタン塗料
紹介する4種類の中では最も安価な塗料であり、ウレタン樹脂を使用したものです。耐久年数は7~10年程度と比較的耐久性が弱いため、豪雪地帯ではあまり適さない塗料かもしれません。
・シリコン塗料
最も多く使用されているのがシリコン塗料です。耐久年数も10年程度と高く、コストパフォーマンス性にも優れており、一般的な耐久性とコスパ重視をお求めの方でしたらこちらをオススメします。
・フッ素塗料
フッ素塗料は耐久性に優れた塗料です。耐久年数も15年以上と言われており、耐久性を第一に考えている方はフッ素系塗料をオススメしますが、価格はやや高めです。
・無機塗料
4種類の中でも最も耐久性に優れているのが無機塗料です。もちろん価格も最も高いですが、豪雪地帯でも劣化の心配はほとんどなく、とにかく長持ちすることが特徴です。
このように耐久性と価格というのは比例します。価格と耐久性、どちらを取るかというのがポイントになります。
【水性か油性か】
しかし、もう一つ注意する点があります。それは、これらの塗料が水性か油性かという点です。つまり上記の塗料を水で溶かすか、油で溶かすかということです。水性の塗料は価格が安く、臭いがしないのに対し、油性の塗料は耐久性に優れているなど、それぞれメリットがあります。最近では水性の塗料でも耐久性が改善されていますが、やはりこれもどちらを優先するかがが重要になります。
【最後に】
一般的に、屋根塗装に関して詳しい方というのはあまり多くないため、どの塗料を選べばいいかわからなくなりますよね。あらかじめこれらの情報を知っておくと、満足のいく屋根塗装ができるでしょう。