今年も暑い季節がやってきましたね。この時期、暑さ対策で屋根や外壁に塗ることが多いのが、遮熱塗料や断熱塗料。 先日も、お客様から「遮熱と断熱って同じような言葉だけどどう違うの?」とのご質問を頂きました。なので今月は、その事についてお話いたします。
◆熱を反射する「遮熱塗料」 夏場の室内の温度上昇の主たる原因は太陽光ですが、その光エネルギーは約50%が赤外線、約47%が可視光線、残り3%が紫外線から成り立っています。 この中でも熱を持った性質のエネルギーである「赤外線」を効率的に反射するのが「遮熱塗料」なんです。 夏の屋根の表面積は、なんと80度にもなると言われていますが、この遮熱塗料を塗ることで、外壁、屋根が熱せられるのを防ぎ、夏涼しい住環境を実現する事ができます。
◆熱を絶つ「断熱塗料」 一方で、断熱塗料とは、太陽光を反射させるのではなくて、住宅内外の「熱移動を遮断」する事を差します。 ですので断熱塗料した住宅はその膜で囲まれた魔法瓶のようになって熱の移動をシャットアウトします。 そのため、夏場には外の熱は中に入りにくくなり、冬場は中の暖気が外へ逃げにくくなって快適な室温環境が実現します。 夏場は、冷房による冷気が外に逃げてしまう事を断熱効果によりシャットアウトできます。 断熱塗料は室内でも塗る事ができ、1年を通じて大活躍します。他にも、防音や消臭、防菌、防露など多くの機能を備えたスーパー塗料です。